川栄李奈は演技うまい?下手?演技力を徹底分析!
2015年にAKB48を卒業して以降、着実に演技派女優へのステップを上がっている川栄李奈さん。
様々な作品で様々な顔を見せてくれています。
2019年1月クールのドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』でも難しい役どころを好演していました。
そんな川栄李奈さんですが、ネット上などでは「演技がうまいよね~!」という声もあれば「演技下手すぎ!」なんていう声もあります。
そこで今日は川栄李奈さんの演技力について迫ってみたいと思います。
◆川栄李奈は演技がうまい?
川栄李奈さんは2015年にAKB48を卒業した翌2016年、NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演しています。
高畑充希さん演じる主人公“常子”一家が住み込みで働く仕出し屋さん「森田屋」の一人娘“富江”を熱演していました。
高畑さんはデビュー当初からミュージカルなどで演技を磨いた実力派の女優さんです。
そして周囲を囲む役者さん達も秋野暢子さんなど大物俳優さんだらけでした。
そんな中で川栄李奈さんはとてもナチュラルな演技をしていて、後にこの「森田屋」を舞台にスピンオフドラマが放送されるなど、視聴者からは好評でした。
また、2017年に出演した『コウノドリ』では、初めての出産を控える妊婦という繊細な役を演じ、少ない登場回にもかかわらず視聴者からは大きな反響がありました。
ネット上には“演技が上手すぎる。あれは演技なのか?”といった声も上がる程でした。
◆川栄李奈の演技力はプロも評価
川栄李奈さんの演技力に関しては、『セーラーゾンビ』で企画・総合演出をした犬童一心さんいわく
「いわゆるスキルの高い女優さんという感じですね。」
「これから女優さんとしてやっていく人になるんだろうなというのは、僕にはすぐに分かりました。」
「本当に演技をするのが上手な人なんじゃないですかね。」
との高い評価を得ています。
また、2015年の舞台『AZUMI 幕末編』の演出を手掛けた舞台演出家・岡村俊一さんからは
「伸びというのはとんでもないです。」
「演劇では日本一ですね。」
との評価も得ています。
こうした演劇のプロの方々から高い評価を得ているというのは川栄李奈さんが確かな演技力を持っている事の表れではないでしょうか。
川栄李奈さんご自身は、AKBのオーディションをお友達に誘われて軽い気持ちで受け、最初はダンスも歌もやりたくなかったそうですが、お芝居の仕事をした時に「楽しい!もっとやりたい!」と思えたそうです。
“好きこそものの上手なれ”という言葉がありますが、やはり“好き!”という気持ちが向上心に繋がって、演技力も益々磨かれているのだと思います。
◆川栄李奈 演技下手といわれる理由
ですが、やはり人の評価というのは様々に分かれるのが当たり前です。
中には川栄李奈さんの演技力を評価しない声もあります。
事務所のゴリ押しという意見もあります。
こうした評価の背景を探ってみると、川栄李奈さんがAKB時代に総選挙で最高16位だった事や、いわゆる「美人顔」ではない事が挙げられるようです。
ただ、歌やダンスで自分を表現するのと、お芝居で自分を表現するのでは評価基準が異なりますし、AKB時代の順位というのはあまり関係が無いようにも思えます。
また、川栄李奈さんのお顔立ちは現代ドラマにも時代劇にも通用しますし、メイクによって様々な年代を演じられるので、女優に適したお顔な気もします。
ところで、演技が下手だという口コミが多く見られた時期を調べてみると、2014年くらいまでの投稿に川栄李奈さんの演技を批判する意見が多いのです。
つまり、この頃はお芝居の仕事を始めたばかりだったために、演技が下手という意見が出てきたのだと考えられます。
いくら演技のセンスがあるとはいえ、さすがに最初から上手くはいきませんよね。
川栄李奈さんご自身もそうした批判は認識しているようで、インタビューではこんな事をおっしゃっています。
「『すごいゴリ押しされてるな』『こいつの何がいいんだ』って思ってる方も沢山いると思いますが、いつか私の『お芝居が好き』という気持ちが単純に皆さんに伝わればいいなと思います」。
この気持ち、もうかなり伝わっていますよね。
◆川栄李奈の演技 まとめ
いかがでしたか?
ジャニーズのタレントさん達もそうですが、やはり“アイドル出身”という事で演技力そのものを純粋に判断されないケースはありますよね。
川栄李奈さんもそれが「演技が下手」と言われる理由だったりするのかもしれません。
しかし、2018年にはCM出演数が11社にものぼり、女優部門では綾瀬はるかさんや吉田羊さんと並んで堂々の4位にランクインしましたし、ドラマの出演作が途切れない事からも求められている人材だという事が分かります。
先程ご紹介した演出家の岡村俊一さんも
「アイドル崩れみたいなこと言うやつがいるかもしれないけど、とんでもない。」
「女優というのはこういう感受性のことを言うんだって川栄李奈が体現してくれています。」
とおっしゃっています。
この言葉、最大級の誉め言葉ですよね。
川栄李奈さんご自身は「なんでもできる女優」になりたいそうですが、既になんでもできる女優になりつつあるのではないでしょうか。
4月からは松岡昌宏さん主演のドラマ『家政夫のミタゾノ』にも出演しますし、これからも様々な作品で素敵な顔を見せてほしいですね!