青葉容疑者予備軍にどう対処すべきか【京都アニメーション放火】
京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」の火災で34人が死亡、36人が病院に運ばれた放火事件。
今後も同じような悲惨な事件が起きないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
青葉容疑者のような行動を起こす可能性のある人たち、いわゆる予備軍に対処は出来ないのでしょうか。
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Contents
◆青葉容疑者予備軍に対処は出来ない?
インターネットでの書き込みサイトやSNSを封鎖されば少しは防がれると思いますが、それは絶対に無理だと思います。
世の中には同じような事を思っている人はたくさんいます。
私もその中の一人です。
パクられてしまったという事は過去にもありました。
それで成功をしている人を見たら悔しくもなりましたし、恨んだりもします。
けれど、それ以上の行動を起こしてはいけないと、結局は自分でコントロールをしなければなりません。
友人や家族が注意をして止められるのであればそれが一番ベストだと思いますが、他人がどうしようかと思うと難しいです。
ネットでの書き込みでは絶対に心は動かされないと思います。
きちんと一人一人と話をしなければ、何も解決しないし、対処法は見つからないと思います。
それでも暴力ではなく話し合いを諦めずにする事が大切だと思います。
◆メンタルに対する社会サポート強化
青葉容疑者の予備軍に対して、どのように対処すべきかは、周囲の社会環境が、その人に対する助言やサポートをしっかりと行うことだと思います。
メンタルの問題は、身体的症状と違い、目に見えないもので、非常にデリケートな部分です。
誰でも皆、自分の精神状態がおかしいということには気がつきにくく、そのような状態は周囲が先に気がつくことが多いです。
周りの人間が、精神状態に対する異常を早期に認識し、相談センターを紹介したり、悩みを相談できる場所をおしえてあげる必要があります。
日本での精神医療は、欧米諸国と比較すると遅れており、メンタルに対する社会サポートも不足しています。
また偏見や差別も多く、周囲はサポートではなく、見てみぬふりをする傾向にあります。
このような問題を放置することが、犯罪の増加につながっていることは否定出来ません。
精神的な弱者を受け入れる社会システムや、受診することによる差別や偏見を取り除くことが重要だと思います。
◆自分で病気を正しく理解し克服する
精神疾患は、糖尿病や高血圧と同じで誰でもかかる可能性があります。
生涯を通じて5人に1人は精神疾患にかかるといわれています。
無理しないで、心も身体も(予防)ストレスにうまく対処し、ストレスをできるだけ減らす生活を心がける事だと思います。
当たり前の事のようですが、自分のストレスの要因を見極め、自分なりのストレス対処方法を身につける。
心の不調を自分で気づいて対処しなければなりません。
自分で病気を正しく理解し、焦らず時間をかけて克服していく事が大切ですね。
その為、周りの方の理解を得られないといけませんし、家族や周囲の過干渉、非難は回復を遅らせることもあります。
自分のからにこもっていないで社会に出て行く事も大切だと思います。
理解を深める体験の機会を増やすために、人との多くの出会いの機会を持つことが自分を見つめ直し安心感にも繋がっていくと思います。
精神障害者も社会の一員として誇りを持って積極的に参画することが大切だと思います。
◆自己コントロールのトレーニング
郵便局等、会社組織に勤務した経験もあるようなので、青葉容疑者のように社会との関わりはあるのに、精神的な孤立や孤独を感じている人間を救うことだと思います。
ただ、どれだけ気をつけても精神面に土足で入り込むには逆にリスクが高いので、外部からではなく内面からの変化を促すのが一番いいと思います。
自分の機嫌は自分で取れるような、自己コントロールができるようになること。
生きづらさを感じている人は世の中に多いでしょうし、カッとなると何かしてしまうかもしれない事を自覚して治したいと思っている人もいるかもしれません。
自己コントロールのトレーニングを受ける機会があればいいのではないでしょうか。
今回のことでアニメ好き、オタク要素がある人間は危ないやつ、と誤った認識で追い詰めて容疑者候補を増やさない報道がされればと願います。
◆今後の青葉容疑者への対応は
精神障害をもっている青葉容疑者の発言にも事実と妄想の部分が入り混じることが考えられます。
果たして真実はなんなのか、京都アニメーションと青葉容疑者との関係はなんだったのか、慎重に捜査することが求められると考えます。
また、容疑者の狂人さが目立つ発言ばかり注目されていますが、青葉容疑者が自らこの殺戮計画を立てて実行したという点にも注目するべきでしょう。
なぜなら埼玉から電車に乗って京都まで行き、ガソリンを携行缶に入れ、それを建物内でまき出入り口で刃物を持って待ち伏せるというのは実によく練られた計画であり、錯乱した状態で突発的に起こした事件ではないからです。
このことから、容疑者は犯行時の責任能力は全く問題がなかったと考えられるのではないでしょうか。
どこまで精神障害を考慮して判断すべきなのか、を慎重に捜査し判断して対処すべきだと考えます。
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