大杉漣【訃報】死因の急性心不全とは?腹痛は予兆?
2月21日に66歳という若さで突然亡くなられた俳優の大杉漣さん。
死因とされているのが急性心不全という病。
ドラマ撮影の後、腹痛を訴えて病院に運ばれそのまま亡くなられたそうです。
突然死の中で最も多い、急性心不全とはいったいどんな病気なのでしょうか。
大杉漣【訃報】死因の急性心不全とは?腹痛は予兆?
心不全とは「心臓のポンプ機能が低下した状態」をいいます。
心臓のポンプ機能が低下することで、血液が全身に回らなくなり、体のあちこちに支障をきたします。
ですので心不全というのは病名ではなく状態のことなのです。
心臓の働きが低下する病気に虚血性心疾患(心筋梗塞など)があります。
心不全の状態で起こる症状として
「動機」・「息切れ」・「呼吸困難」・「むくみ」などが現れるようです。
大杉漣さんの腹痛はこの4つには当てはまらないようですが、人によって様々な症状を引き起こすのが心不全という病。
血液が全身にうまく回らないことで、身体中の様々な臓器が壊死・萎縮してしまうことによる腹痛があったのかもしれません。
また心臓に栄養を送る血管がつまって心臓の働きが低下することで、詰まった部位によってはみぞおちあたりの腹痛を起こすということもあるそうです。
心不全は体の機能が衰える60代の人の発症が多いようなので不健康な60代であれば、いつ起こってもおかしくない病なのかもしれません。
大杉漣【訃報】死因の急性心不全とは?腹痛は予兆?
しかし大杉漣さんは大のサッカー好きで有名でした。
「今でも夢はプロのサッカー選手」と語っていたこともあり、ご自身も暇を見つけてはプレーしており、適度な運動で健康体をキープされていたように思えます。
見た目も若々しく、50代と言っても通じるほどでした。
それでも突然の病というのはいつ誰に起こるかわからないということを思い知らされます。
大杉漣さんにも、私達の知らないストレスやプレッシャー、多忙による不規則な生活などがあったのかもしれません。
心不全の三大危険因子は「高血圧」、「糖尿病」、「高脂血症」。
喫煙、肥満、偏った食事、運動不足、ストレスなどがリスクを高めます。
心不全の予防には「ストレスを避ける」・「適度な運動」「バランスの良い食事」・「良質な睡眠」などトータルに注意を払っていく必要があるのでしょう。
多くの人に惜しまれながらこの世を去る大杉漣さん。心からご冥福をお祈りいたします。
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