志村どうぶつ園「日本一お客さんが来ない」東筑波ユートピアをささえる理由
志村動物園で経営難におちいっており「日本一客が来ない動物園」として取り上げられているのが「東筑波ユートピア」という動物園です。
正式には『東筑波(ひがしつくば)ユートピア 自然動植物公園』
なぜこの経営難の小さい動物園が取り上げられているのでしょうか。
「日本一お客さんが来ない動物園」という良くない肩書をもつ東筑波ユートピアは年中無休にもかかわらず、たった1人の飼育員さんが動物117匹の飼育を世話しているという非常に環境の良くない動物園であると紹介されていました。
日本一お客さんが来ない理由のひとつに、駅から30分の場所にあるという立地の悪さがあげられます。
東筑波ユートピアは茨城県石岡市という郊外の山上にあって気軽に遊びに行くには不便な場所にあるのです。
そして園内は閑散とした雰囲気。
6日間連続でお客さんはゼロ。経営難で園内ボロボロで施設は全てセルフサービス。
園の入口は無人で、チケットも自分で買ってセルフでチケットをピンに点して入園するといった感じ。
まさに廃園寸前といった雰囲気がただよっています。
この廃園寸前の東筑波ユートピア再生プロジェクトが番組内の企画として取り上げられました。
しかしただの経営難で営業が苦しい動物園はここだけではないかと思います。
それではなぜ志村動物園がこの東筑波ユートピアの再生プロジェクトのお手伝いを始めたのでしょうか。
志村どうぶつ園が東筑波ユートピアをささえる理由
東筑波ユートピアで飼育されている動物たちは、メジャーで人気のある花形動物(パンダやゾウ、キリンなど)ではありません。
人間に捨てられた動物、猟によって親を失った動物、他の動物園で育てることができなくなった動物。
飼育されている動物たちは、何かしら訳のある恵まれない動物たちなのです。
そんな恵まれない動物たちの保護のために経営難でも東筑波ユートピアを辞めない園長の熱い気持ちを応援したいというのが、志村動物園が東筑波ユートピアを支援する理由なのでしょう。
東筑波ユートピア再生プロジェクトのカギ「田井基文」
志村どうぶつ園が東筑波ユートピア再生プロジェクトを依頼したのが田井基文さん。
世界中の動物園・水族館をこれまでにない新しい発想で今までにない動物園・水族館を数多く生み出した動物園コンサルタントです。
動物園コンサルタントとは、動物園や水族館のコンセプトや園内の動物・魚たちの配置や見せ方などをカタチにする仕事。
動物園コンサルタント、田井基文さんが手がけて再生した動物園・水族館は有名なところばかりです。
- 北海道 旭川動物園
- ドイツ ベルリン動物園
- イタリア ナポリ水族館
- 中国 未来クラゲ館
田井基文さんの手腕で「日本一お客さんが来ない動物園」東筑波ユートピアはどう変わっていくのか?
番組は過去の成功例を紹介し、「イノシシが多い」という特徴を活かして、今ブームの「一部の動物に特化した動物園」を狙っていく方向のようです。
田井基文さんは「縄文時代をイメージに」と構想を語っているようです。
リニューアル後のオープン式に相葉くんが行ってあげればめちゃくちゃ人が集まるんではないでしょうか。
非常に興味深い「東筑波ユートピア再生プロジェクト」企画の行方を見守りたいと思います。
東筑波ユートピアへのアクセス
車でアクセス
常磐自動車道 土浦北IC筑波出口より『朝日トンネル』通過で25分
常磐自動車道 千代田石岡ICより35分
電車でアクセス
JR常磐線 石岡駅下車
関鉄グリーンバスで柿岡車庫バス停まで30分、
柿岡車庫バス停から徒歩(ハイキングコース)で50分
入園時間・料金
夏期 | 月?金 | 9:00~17:00 | (入園受付16:30) |
土・日・祝 | 9:00~17:00 | (入園受付16:30) | |
冬期 | 月?金 | 9:00~16:30 | (入園受付16:00) |
土・日・祝 | 9:00~17:00 | (入園受付16:30) |
大人(中学生以上) | 1,200円 |
子ども(3才以上) | 720円 |