清宮幸太郎の通算成績は不本意!今後の成績を予想!
2018年のドラフト会議で7球団から競合指名を受け、大型新人として北海道日本ハムファイターズに入団した清宮幸太郎選手。
高卒ルーキーのバッターで活躍した選手は少ないながら、高校通算111本のホームランを放ったことからプロでもホームランを量産することが期待されていました。
高卒1年目の打撃成績や、高校時代から難ありと言われていた守備の成績までを振り返り、今後の清宮幸太郎選手の成績について予想や根拠を考えていきます。
◆清宮幸太郎の成績通算では?
清宮幸太郎選手は大型新人ということもあり、入団直後から1軍スタメンが期待されていました。
その期待がより高まったのがアリゾナで行われた1軍キャンプへの参加決定でした。
清宮幸太郎選手は新人選手では唯一の選出で話題を集めましたが、キャンプ前の練習で右手親指付け根を骨挫傷し、調整するもキャンプでは一部別メニューでの参加という不本意な形となりました。
打撃練習を避ける分、コーチ指導の下で守備練習に力を注いでいました。
期待が外れてしまったキャンプ後、オープン戦でもバットから快音を響かせることはなく、悪い意味で予想を裏切る結果となります。
清宮幸太郎選手はオープン戦7試合に出場し、19打席無安打8三振、四死球で4度の出塁を果たしますが誰もが望んだ結果ではありませんでした。
さらに腹痛を訴えた清宮幸太郎選手は病院での検査の結果、限局性腹膜炎と診断されて緊急入院となり離脱、開幕1軍は消滅しました。
この結果に落胆の声が多く聞かれましたが、私は即1軍に反対だったので2軍スタートに異論はありませんでした。
日本ハムは過去にもドラフト1位選手をすぐに1軍に参加させることがありましたが、高卒バッターがそのままプロで通用するとは思えなかったので2軍で力をつけてからにすべきだと考えていたからです。
清宮幸太郎選手の体が回復してからはファーム戦でヒットや本塁打を放ち、5月に入って1軍登録されました。
私の予想に反して、ドラフト制導入後最多となるデビュー戦からの連続7試合安打という記録をプロ初本塁打含めて達成しファンを沸かせました。
清宮幸太郎選手はその後1軍と2軍を行き来しながら試合に出場しつづけました。
1軍での成績は53試合に出場し安打を32本、そのうち本塁打が7本、打点は18となりました。
四球16・死球3という成績から、打率.200でしたが高卒としては十分以上な成績だと言えます。
ただ160打数で三振60・三振率.375という数字はプロとの壁を大いに感じさせるものでした。
清宮幸太郎選手の課題と言われていた守備については、1軍では大半を指名打者として出場していましたが、一塁手で9試合、外野手として12試合でエラー数は0でした。
しかし細かな部分では守り切れていない印象を受けました。
2軍では45試合に出場、160打数で39安打うち本塁打17本でした。
規定打席未満ながらリーグ2位の好成績、打点42・四死球20は十分すぎるほどの成績と言えます。
その反面、1軍でも目立った三振数は47と少し多くなっていました。
打率は.244、ファームでこの成績はまずまずとしか言えませんが、高卒ルーキーとしては文句のない成績だと私は思いました。
また守備の面では22試合出場した一塁手での失策はありませんでしたが、14試合出場の外野手では2失策を記録しており、課題が残る結果となりました。
2018年7月に行われたフレッシュオールスター戦に清宮幸太郎選手は初選出され、本塁打を記録、優秀選手賞を受賞しました。
怪我や体調不良によって出遅れたシーズンでしたが、高卒1年目という部分から見れば間違いなく良いシーズンだと言えます。
◆清宮幸太郎の成績予想!
清宮幸太郎選手の2年目シーズンはどのようなシーズンになるか、現在の状況を踏まえて予想します。
キャンプには1軍として参加し、アリゾナでの紅白戦では1安打するも国頭での紅白戦では無安打。
また、オープン戦では3試合に出場し、9打数3安打1本塁打、四球1三振2という結果となっています。
清宮幸太郎選手は昨年から右手に違和感を抱えていたと話し、オープン戦中に右手有鉤骨の骨折が判明しました。
折れた骨の摘出手術を行ったため開幕には間に合わず、全治3か月と発表され、6月以降に実践復帰が見込まれています。
昨年のことも含めて清宮選手は怪我などが多く、集中的に練習を積み重ねても台無しになるケースが見受けられます。
つまり性急に結果を求めても成功は出来ないと感じました。
清宮幸太郎選手、センスは天才と言えるほどの物を持っているので、怪我をせずにシーズンを戦えるようになれば順調に成績を残せるでしょう。
2019年シーズンの出場試合は昨シーズンと同程度になると予想しています。
怪我での出遅れが影響して体力面に不安があり、将来性を考えると無理をさせないのではと考えました。
打率に関しては昨シーズンと同等で、本塁打数は増えないと予想します。
これは怪我の原因となったバッティングフォームについて、野球解説者が改良すべきと話しており、その改良に時間がかかると思ったからです。
多くのプロ野球選手が苦労する部分であるため、安打は持ち前のバットコントロールで打てても本塁打は難しいでしょう。
守備に関しては高校時代のやり方では体の負担が大きいため改善する必要がありますが、怪我などで満足に練習が出来ていないと思われるので不安があります。
全体的にネガティブな予想となってしまいましたが、怪我からのシーズンスタートなので仕方がないと考えています。
あくまでも怪我を考慮しての成績なので、清宮幸太郎選手本来の力であればまだまだ良い成績を残せることは明白です。
良い意味で予想を裏切ってくれることを期待しています。
◆清宮幸太郎 成績 まとめ
清宮幸太郎選手は昨シーズン、高卒1年目として1軍・2軍ともに文句ないと言ってよい成績でした。
ただ課題は数多く見つかっているので、それを改善できれば大物バッターになる素質は十分にあります。
入団会見でメジャーへの意欲を示していましたが、体が出来上がっていけば可能性は十分にあると言えます。
野球センスは目を見張るほどのものを持っているので、今後の成長・活躍に大いに期待したいと思います。