大友花恋「君の膵臓を食べたい」での演技と存在感がすばらしい!
現在、様々なドラマや映画で活躍中の大友花恋さんですが、2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』に出演していました。
その時の演技について、みなさんどのような印象を持っていたのか、その声について調べてみました。
◆大友花恋 君の膵臓を食べたい あらすじ
まず、『君の膵臓をたべたい』という映画についてですが、こちらは小説家である住野よるさんのデビュー作が原作です。
この小説は200万部を達成するベストセラーとなり、大ヒット作の映画化ということで注目されました。
映画も興行収入30億円と大ヒットとなり、「何度も劇場に通った」「感動した」などと、この映画のファンとなる方が続出しました。
そんな映画の内容を要約します。
主人公である「僕」がある日、病院で「共病文庫」というタイトルの文庫本を拾う。それは「僕」のクラスメイトである山内桜良 (やまうち さくら) が綴っていた、秘密の日記帳であった。彼女は膵臓の病気により余命が幾ばくもない状況であり、そのことが日記帳には記されていた。
「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。
そんなきっかけから、「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことになった「僕」は、2人で時間を過ごす間に次第に心を通わせるようになって行く。
そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意する。また桜良は、恋人や友人を必要としない「僕」が、初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要とされている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。
桜良の限られた余命を全うするために、惹かれ合う2人が今できる限りの思い出を作ろうとする矢先、桜良は通り魔に刺されて余命をまっとうすることなく亡くなってしまう。
という話です。
◆大友花恋の役どころ
その中で大友花恋さんの役どころは、ヒロインの桜良の親友の滝本恭子役でした。
恭子は、親友である桜良のことが大好きが故に、「僕」と桜良が仲良くしていることに嫉妬を抱き続けるという性格です。
恭子は、桜良が余命が短いことを知らずに過ごし、そのまま桜良が亡くなってしまいます。
役としては、そんな「僕」への嫉妬と、桜良を親友だと思っていたのに大事なことをどうして言ってくれなかったんだろうという悲壮感を持ちながら過ごしていく重要な役です。
また、その敢えて命が短いことを桜良が言わないのは優しさであり、さらに「僕」と恭子が今後親友になって欲しいと切に願うのが亡くなった後にわかったというやるせない気持ちも持ち合わせる役です。
そんな役どころの恭子役の演技についてSNS上では、
「原作通りでもありつつ、景子さんに繋がる演技。ほんと花恋ちゃんの演技は好きだなあって思いました。」
などという声もあります。
実際、映画の役の印象としては、気が強くて取っ付きにくい、誰にでも心を打ち開けるタイプではないが、友人思いである恭子を上手く演じていると感じました。
最初は何故こんなにつんつんしているんだろうという表情、不器用だけどそれでも友人思いの一面が溢れてのこと。
そんな、性格を上手く表現されているとおもいます。
また、恭子の大人役である北川景子さんに大友花恋さんが似ているという声がいくつか見られました。
比べてみると、顔の輪郭からクールな時の美しい印象が似ている感じもします。
そういう意味では、1つの映画としてリアリティより感じられる素晴らしい配役ですね。
◆大友花恋 今後の成長に期待
助演でありながら重要な役どころであり、その中で存在感を示す演技は強く印象に残るところです。
ご本人もこの映画を撮り終えての話の中で、
「心の中で思っていることをうまく言えないけど、別の方法でなんとか表現しようとする恭子の不器用な部分を、どう演じるか。監督に教えて頂いたので、大きな収穫になりました。」
と言うように、成長を自分自身でも感じているようです。
若くしてこの存在感、先述のように北川景子さんに似ている印象が、今後北川景子さんのような女優さんとして活躍するのではないかという期待にも繋がります。