夾竹桃は超危険!バーベキュー以外でも注意すべきポイント!【Twitterで話題】
バーベキューにもってこいの季節!
楽しいバーベキューのはずが、夾竹桃の毒性を知らないばかりに痛ましい事故が起こっているとTwitterで話題になっています。
バーベキュー用の串を忘れ、近くに生えている植物を折って串を手作りしバーベキューを食した人たちが、数時間後に全員死亡したという信じられない事故が起こったようです。
その原因が手作りの串に使った『夾竹桃(きょうちくとう)』。
綺麗な花を咲かしますが、ハチですら花の蜜を吸わない程毒性が強い危険な植物だそうです。
ここではこの夾竹桃について詳しくみていきたいと思います。
【注意喚起】
既にBBQの季節!楽しいBBQで串を忘れてしまい近くにあった植物を折って即興で串を作成してBBQを楽しんだ…しかし数時間後全員死亡してしまった痛ましい事故がありましたがその原因がこの『夾竹桃(きょうちくとう)』綺麗な花を咲かしますが蜂すら怖くて蜜を吸わない程毒性が強いです。 pic.twitter.com/3ncZEy9zdV— 養蜂提督忍者指揮官クロカモ (@kuro_kamo) 2019年6月2日
◆夾竹桃の毒はどれほど危険か?
この夾竹桃(きょうちくとう)が恐ろしいのは強力な毒性です。
根、茎、葉、花、蜜さらには周辺の土壌にまで毒が広がっているそうで「全身毒」の植物だというのです。
しかし夾竹桃の毒性ほとんど周知されておらず、今回のような事故が発生しています。
夾竹桃の毒は食べて体の中に入らなければ大丈夫だといわれていますが、近付くだけでアレルギー起こす人も多いそうです。
まして口に入れればとんでもないことになり、最悪死に至ります。
たまに推理小説の毒殺のネタになったりするぐらいですから、その猛毒は本物でしょう。
致死量は18mg。これは青酸カリを上回る毒性なのです。
かつてアレキサンダー大王のインド遠征時、夾竹桃で肉を焼いて食べた一小隊が全滅したという逸話も残されています。
◆夾竹桃はどこに生えている?
排ガスにも強いことから街路樹や前栽に使われる夾竹桃。
普通に公園や公営球場など案外身近な場所に良く植えられており見かける事も多いと思います。
そしてこのように身近な場所に植えてあるというのが一番注意するポイントでしょう。
「これ小学校の校内にめちゃくちゃ生えてた」
「植木屋バイト時代、お弁当のお箸を忘れてキョウチクトウの枝を葉っぱ取ってお箸の代わりにしようとしたら親方に『毒あるからやめとけ』と注意された事を思い出した。」
など夾竹桃の脅威にニアミスした人たちも多いでしょう。
ちなみにこの夾竹桃、撤去の為に燃やすとその煙にすら毒性を含ませてばらまかれるそうです。
信じられないくらいの強毒性!
最近ブレーキのふみ間違いによる高齢者事故などで、街路樹の夾竹桃に車が突っ込み炎上などでも起こしたら、とんでもない二次災害になるのではないでしょうか。
なぜこんな猛毒の植物「夾竹桃」を放置しているのか、理解に苦しみます。
◆夾竹桃はなぜ放置されている?
夾竹桃は原爆投下後のヒロシマでいち早く花を咲かせたほどにタフな環境に強い植物。
夾竹桃の強さゆえ、枯れる事もほぼなければ虫に食われる事もないため手入れ不要な植物なのです。
まさにメンテナンスフリーで育っていく植物。
夾竹桃は大気汚染や病気などに強く、その毒性から害虫なども寄せ付けにくいため、管理も容易。
なので夾竹桃は街路樹などにうってつけなのです。
またその美しさも人気のポイントで、夾竹桃があちこちに植えられてる理由なのです。
夾竹桃は毒性の強い植物ですが、『市の花』として認めている自治体もあるほど。
花言葉は『油断大敵』『用心』
まさに夾竹桃を象徴している花言葉が与えられています。
◆夾竹桃だけではない!その他危険な植物にも注意
夏前から夏の終わりにかけて咲く美しい花を咲かせる夾竹桃。
しかし、その実は猛毒を持った毒性植物で身近にたくさん植えられていることもわかりました。
実は危険な植物は夾竹桃だけでなく、鈴蘭、水仙、シャクナゲなど毒をもつ植物は身近にたくさん存在します。
その中でも夾竹桃の毒は最悪の場合、命に直結する危険な植物なのです。
お子様やペットなどが被害にあわないためにも、夾竹桃やその他の危険な植物についてもしっかり知っておくことが大切ですね。