「空母いぶき」ネタバレ感想!評価は?架空の話とは思えない!【最新】
「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじ原作のベストセラーコミック「空母いぶき」を、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で実写映画化。
国籍不明の軍事勢力から攻撃を受ける中、それぞれの立場で国民の命と平和を守るため奔走する者たちの姿を描く。
西島が、航空自衛隊のパイロットとしての実績を買われていぶき艦長に抜擢された秋津竜太、佐々木が、海上自衛隊の生え抜きながら副長に甘んじる新波歳也を演じる。
監督は「沈まぬ太陽」「ホワイトアウト」などの大作を手がけてきた若松節朗。
脚本は「機動警察パトレイバー」の伊藤和典と「亡国のイージス」の長谷川康夫。
「ローレライ」「亡国のイージス」などで知られる作家の福井晴敏が企画に携わっている。
劇場公開日 2019年5月24日
◆「空母いぶき」あらすじ
世界が再び「空母の時代」に突入した20XX年。
日本の最南端沖で国籍不明の軍事勢力が領土の一部を占拠し、海上保安庁の隊員を拘束する事態が発生。
未曾有の緊張感に包まれる中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とした護衛艦群を現場に派遣するが……。
◆「空母いぶき」ネタバレ感想①
クリスマスを後数日に控えたその日、日本の南方のある島に国籍不明の不審な船団が見え、海上保安庁の巡視船が警戒に当たっていました。
不審な船団に離れるよう促したその時、その不審な船団から巡視船は発砲されました。
おそらくその船団は東亜連邦の船。
離島奪還と巡視船の乗組員の救助のため空母いぶきをふくむ第五護衛艦隊に出動要請が出されました。
東亜連邦も空母を含む船団を向かわせています。
戦争を回避するため総理大臣をはじめとする内閣、そして第五護衛艦隊の現場はぎりぎりの決断、戦闘をします。
潜水艦による攻防、F35による空中戦、魚雷発射による護衛艦の激しい損傷。
そして第二次世界大戦後初めての戦死者を数名出すほどの激しい戦闘が繰り広げられます。
外務省も戦闘が拡大しないよう国連に働きかけます。
各方面の働きにより国連軍の仲裁が入り戦闘は終結します。
近未来の架空の話として描かれていますが、領土問題がある現在、架空の話とは私には思えませんでした。
◆「空母いぶき」ネタバレ感想②
日本の領海にある島を謎の国家が占領し、海上保安庁の人間を人質に取ります。
護衛艦いぶきやいそかぜ、はつゆきなどが救出に向かいますが、謎の国家は次々と攻撃してきます。
相手が攻撃してこない限りこちらからは手を出せないので、見ていてとてもハラハラしました。
戦闘で怪我人が出ればたとえ敵でも救出活動をしなければならないなど、知らなかったことがたくさんありました。
日本政府は戦闘が始まっていることを国民に隠そうとしますが、やがて情報が流れてしまいます。
人々が慌て、食料を買いだめしたりする様子に、もしこんなことが本当に起きたらと考えさせられました。
護衛艦いぶきの艦長の秋津は、クールで一見好戦的な人物に見えますが、日本のことを真剣に考える熱い心を持っていました。
彼のような人がいれば国民は心強いと思います。
戦うことは過酷で壮絶なことだと思いましたし、このようなことが起きないよう、世界と調和し、手をとっていくことが大切なんだと感じました。