海獣の子供 感想ネタバレ!難しいから解説必要?【最新】
「リトル・フォレスト」「魔女」などで知られる漫画家・五十嵐大介が、大海原を舞台に生命の秘密を描き、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した名作コミック「海獣の子供」を、アニメ映画化。
「鉄コン筋クリート」のSTUDIO4℃がアニメーション制作、映画「ドラえもん」や「宇宙兄弟」などを手がけてきた渡辺歩が監督を務め、音楽を久石譲が担当。声の出演は芦田愛菜、ピクサーアニメ「リメンバー・ミー」の吹き替えを務めた石橋陽彩ら。
劇場公開日 2019年6月7日
◆海獣の子供 あらすじ
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなく、父親の働いている水族館へと足を運ぶ。
そこで彼女は、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と、その兄である空と出会う。
やがて3人が出会ったことをきっかけに、地球上でさまざまな現象が起こりはじめる。
◆海獣の子供 感想ネタバレ①
とても印象に残る映画だった。でもなんというか上映後に一緒に見に行った人と感想を言い合うのは難しい映画というか(笑)単に自分が語彙力がないだけなのかもしれないが、でも本当に感じることは沢山あるのに言葉にするのが難しい。米津玄師さんが歌う映画の主題歌にも「大切なことは言葉にならない」という一節があったがほんとうにその通りの映画だった。グラフィックがとにかく綺麗で、線の感じとか色彩とかすべて素敵で、あの映画の独特な感じを醸し出してた。いいすぎかもしれないが海のシーンなんて薄目で見たら写真に見えるんじゃないかと(笑)また、声を当ててる方たちもみんなよくて、主人公の琉花を演じているのは芦田愛菜ちゃんだが、演技力は声だけでもほんとうに流石だった。他にも蒼井優さんとか稲垣吾郎さんとか、声優を本業にしてない方達も出ていたが、みなさんよかったです。この映画を見終わった後は、自分と世界が近くなるようなそんなちょっと不思議な感じを得ました。
◆海獣の子供 感想ネタバレ②
原作の漫画を読んでいないので全く話の内容を知らずに映画を観ました。ジュゴンに育てられたという2人の少年と中学生の少女のひと夏の思い出物語なのですが、世界感がぶっ飛んでいました。内容を完全に理解するのことは私には難しく、理解するというよりも心で魂で何かを感じる、といことが大切な映画なのかもしれません。宇宙や生命の謎といったスピリチュアルや宗教的な要素がかなり多く含まれているのでそういったものに興味がある方は、この映画をもさらに楽しめることだと思います。
物語は難解でしたがこの映画の1番の見どころ、素晴らしいところはどのシーンも今まで観たアニメ映画の中で、圧倒的に絵が美しすぎるところです。美術館で絵を観ているようなそんな感じです。水族館や海の生き物たちがリアルかつ幻想的に描かれていて見入ってしまうほどでした。内容は解らずともあの絵の数々を観るためだけでも海獣の子供を観る価値はあると思います!