投票に行かないのはなぜ?行かない人に理由を聞いてみた!
第25回参院選挙が昨日行われました。
今回の選挙は、大きな争点もなく結論として、予想通り与党が勝利という結果に。
しかし過去2番目の低投票率となった今回の参議院選挙。
あいかわらず選挙の投票率の低さが話題ですが、ここでは選挙の投票に行かなかった20代~30代の若者の「なぜ投票に行かなかったのか?」の意見や考えを集めてみました。
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◆結果が初めから分かっていた選挙【30代後半男性】
結果が初めから分かっている選挙だったので、わざわざ予定の合間に行こうと思わなかったです。
入っている予定をキャンセルしてまで1票の重みが感じられない与党と野党の力の差がありすぎました。
私の住んでいる選挙区では、自民党現職、対抗馬として、野党だけれども民主系になるのかどこの政党かも分からない位の知名度の方の2名の方が出馬していましたが何を訴えていているのか分からず、当選後の仕事が想像できませんでした。
身近な政策をしっかりと提示してどの世代でも関心をもつような内容の争点があればこの人を応援しようと考えて投票に行っていたかもしれません。
期日前投票にしても行動範囲に投票所が無い(ショッピングセンター等)ので。
市役所などにわざわざ出向いて投票をというのも今回の選挙では考えられませんでした。
政治に参加する事が重要という事は承知しています。
◆「投票に行けたら行こう」【30代前半女性】
投票に行きたくなかったわけでもなく、行けたら行こうと思っていました。
しかし、妊娠後期で身軽ではありませんでした。
ですので結果的に投票会場に行くことができませんでした。
今回の投票に行くことができなかった一番の原因は体調面だと思います。
しかしそれ以前に、“投票には必ず行く必要がある”という意識をもっていれば妊娠後期でも何とかして行っていたと思います。
そのような意識が薄く、“投票に行けたら行こう”というような意識であるが故に投票に行っていないと考えます。
“投票に行けたら行こう”というように投票に行くことに関してこのような意識になってしまっているのは、政治への関心が薄いことが原因であると考えます。
投票したい方がいれば良いですが、どうせ誰が当選しても何も変わらないと思ってしまっているところがあります。
◆投票に一度も行ったことがない、意味がない【20代半ば女性】
今まで一度も行ったことがなく、友達などには投票に行きなさいと言われてますが、場所もわからないし、どうやって投票するかわからないし、時間もないし、一番の理由は面倒であったため、今回も行きませんでした。
両親もまったくもっていかないので、強制にならない限り今後行くことは無いと思います。
投票にいった友達の話を聞いていると、なぜ行くのかが私には全く理解できませんでした。
私たちの一票が大事なのはわかりますが、その一票のためにわざわざ行くのは少し意味がわからないです。
私たちの未来のためだよ!なんて言われましたが、実際ちゃんとした人が当選されなければ意味ないし、投票した人が当選されるとも全く限らないですし…。
私の友達の一部にもこういう意見の人が結構いるのでみんな結構意見は似たり寄ったりなのではないでしょうか
◆投票場所の指定はいる?【20代前半女性】
まず、第一の理由が投票場所の指定です。
投票場所の指定がなければ家から1番近い投票場所に投票に行ってみようかという気持ちになりますが、投票場所が指定されていると、投票場所から近い所に用事がない限り行きません。
若者から(子育て世代)からの投票が欲しければ、子供がいても行きやすいよう投票場所指定をなくすべきではないかと思います。
2番目の理由としては、どの党に投票をしていいのか分からないからです。
これから生きていく上で、どの党が当選したら過ごしやすいのか考えてみてもイマイチ分かりません。
なぜなら今現在子育てをしている上で大変子育てしにくい国だと感じています。
「これを変えてくれる党は本当にあるのだろうか?」
という疑問からどの党が当選したとしてもどうせ子育てに関して改善しないだろうと思ってしまうのが2番目の理由です。
◆日々の忙しさで政治に目が向かない【20代後半女性】
まず、選挙にあまり興味がありません。
子供頃から、社会科が好きではなく、政治に関しても全く興味がありません。
誰をどう撰べば良いのかもわかりませんし、立候補の方が様々なことを訴えているなか、本当に実現されるかどうかも分からず。
また、このようなことを書くと、どう思われるか分かりませんが、普段仕事に育児に追われテレビをゆっくり見る時間もありません。
そうなると、社会情勢や経済状況なども中々把握が出来ず、いつの間にか選挙の時期が来ていると思うこともと多々あります。
多少テレビを見る時間もありますが、政治より身近なニュースの方に気を取られ、ほとんどスルーしています。
誰を選べば良いのかも分からない、様々な党派があるが何が違うのか、誰を選べば良いかまで時間を裂くことも出来ない、このような理由から私は投票に行っておりません。
◆選挙投票への関心の低さ【20代後半女性】
仕事柄、テレビを見ている余裕もなく、またスマホもあまりいじらず、新聞などもとっていないため、選挙の候補者リストも調べる事もなく、演説も聞けていないため、誰に投票していいのか分からず、投票に行く気になりませんでした。
他にも、期日前投票も行く予定が取れず、期日の日も仕事で、投票に行くことが出来ませんでした。
また、地元から出て1人アパート暮らししています。
住民票も実家から移したため、見知らぬ土地で立候補者の看板があっても、いまいちピンと来ることがありません。
地元なら、親の意見を聞いたり地元なので、いつも立候補している人の顔は分かります。
あとは、投票場所もどこなのかよく分からず、調べていくまでがとても面倒に感じます。
いつも、そのような感じなので、選挙権もらってからは1度も投票に行ったことがありません。
◆選挙投票の優先順位が低い【30代前半女性】
元々選挙は「行けたら行く」というスタンスでいます。
今回は特段予定もなく、行くか行かないかは当日決めようと思っていたのだが、当日体調が悪くなってしまってしまいました。
出かけられないほどではなかったのですが、無理してまで投票をしたいと思える候補がいなかったので、投票には行きませんでした。
またこの日吉本興業のニュースや甲子園の地方予選など、面白いテレビが切れ間なく続いており、「これ見終わって体調がよくなったら行こうかな」というのがずっと続いているうちに、投票時間が終わってしまい、最終的に投票に行くタイミングを逃してしまい、投票には行きませんでした。
今回の選挙は、自分にとって大きな変化の決定を国民にゆだねるという感じではなかったので、自分が行っても行かなくても結果に大して影響はないと考えていたのも、投票に行かなかった理由の一つである。
◆誰が当選しようが何も変わらない【30代前半女性】
この選挙が何の選挙で、何が決まってどうなるかがわからない。
わかりたいと意欲も湧かず興味がないです。
公約を色々と謳っているけど、実際本当にその公約を実現出来るのか、実現しようとしてくれるのかもわからないし、今までも例えば児童手当を増やしますとあったけど現実それを実現する事はなく期待した分がっかりでした。
結局、誰が当選しようが何も変わらないからどーでもいいと言うのが本音です。
周りの人も選挙に行ってないという人が大半で、行ってない人はみんなこれが何の選挙なのか、どーなるのかもわからないみたいです。
本当は自分達国民が参加しないと行けない選挙とは頭ではわかっていますが、参加する気になれないと言いますか、参加したとしても無責任な票を入れる事になるのでそれならば行かなくても同じかなって思ったりもします。
◆投票行かないと変わらない、でも行っても変わらない【30代前半男性】
なぜ投票に行かなかったか。
今投票に行ってもなんも変わりやしないと思い行きませんでした。
行かないと変わらないと言われるかも知れませんが、行っても変わらないと思います。
誰がなったって今の日本が変わる要素が見つかりませんでした。
みんな応援お願いしますと選挙カーに乗って言っていました。
いざなって何も有言実行出来なかったらどうするのか?
やっぱり駄目でしたで終わるぐらいなら辞めた方がいい。
でも今の立候補者達はそんな人達ばっかりだと思います!
それならわざわざ足を運んで投票に行くまでじゃないと思い行きませんでした。
投票に行きこれからの日本が確実によくなると言う見返りでもあれば是非行きたいです。
でもそんな見返りもない中自分の時間を使って行くまでじゃないと感じました!
言ってることやってる事が誰も変わらない気がしました。
◆政治に関心を!投票に行かない20代から30代大丈夫?
今回20代から30代の選挙投票に行かなかった若者層の理由と考えを紹介しました。
中にはしっかり情報を集め考え、自身の想いを1票に込めて投票した若者も多いでしょう。
しかし投票に行かなかった若者もあいかわらずの多さ。
その根底にあるのは
「誰が選挙で選ばれても何も変わらない」という考え。
確かに毎回誰が選ばれても大きく世の中は変わらないのかもしれません。
ただまったく変わっていないわけではないのです。
少しずつさまざまな人々の思いがぶつかり合い世の中は変化していっていると感じています。
「どの党に投票をしていいのか分からない」
これは完全に平和ボケの考えだと言わざるを得ません。
かつて自由のない国のことや、自由のなかった日本を変えてきた人々の想いや歴史などに目を向けたことがないのでしょうか。
確かに政治の情報はわかりにくく、興味のある分野だとは言えません。
しかしわからないではなく、わからないなりに考える必要があるんです。
国が誰かが何かを何とかしてくれるという甘えたメンタリティ。
自分の頭で考え、行動する行為を放棄している人に、どんな悲惨な未来が訪れても何の文句も言えないのではないでしょうか。
「自分の1票なんて何の意味もない」
皆がそう思っていたら、本当に意味がなくなります。
まずは世の中の出来事に関心をもち、政治の役割、選挙にいく意味、先人が与えてくれた1票の重さを学ぶ必要があるでしょう。
もっと真剣にあなたの「生きる場」のことを考えてみてはどうですか。
あなた自身の人生を送る場が今後もこの日本という国だと考えているなら。