映画「風をつかまえた少年」ネタバレ感想!貧困飢餓の現実と前向きに生きる大切さ【最新】
世界23か国で翻訳された世界的ベストセラー「風をつかまえた少年」が映画化!
図書館で見つけた1冊の本を元に電気を起こす風車で村を救った少年の奇跡の実話。
少年はどうやって風力発電で未来を手に入れたのか?
当時、人口の2%しか電気を使うことができず、世界でもっとも貧しい国のひとつと言われるアフリカのマウアイで、少年が風車で自家発電に成功した実話を収め、世界各国で出版されたノンフィクションを映画化。
アカデミー賞を受賞した「それでも夜は明ける」で自身もアカデミー主演男優賞にノミネートされた俳優のキウェテル・イジョフォーがメガホンをとり、映画監督デビューを果たした。
◆風をつかまえた少年 あらすじ
2001年、アフリカの最貧国のひとつマラウイを大干ばつが襲う。
14歳のウィリアムは貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で出合った1冊の本をきっかけに、独学で風力発電のできる風車を作り、畑に水を引くことを思いつく。
しかし、ウィリアムの暮らす村はいまだに祈りで雨を降らそうとしているところで、ウィリアムの考えに耳を貸す者はいなかった。
それでも家族を助けたいというウィリアムの思いが、徐々に周囲を動かし始める。
◆風をつかまえた少年 ここに注目!
事実を元にしたベストセラー小説を映画化しており当時の感動を実際のものとして感じられる点が大注目ポイントです。
2001年大旱魃のマラウイで飢饉による貧困から通学を断念しなければならない事になった14歳の少年ウィリアムは、不遇な状況の中でも前を向き図書館に通って独学で風力発電可能な風車を作り水を引く事を思い付きます。
一方祈りで雨を降らせようとする旧い慣習の人々がおり、新旧世代が明確に比較されています。
旧い考え、体質を変えていくのは一筋縄ではいかないのは古今東西同様な上、インターネットなどで情報を得ることも難しい時期、場所でウィリアムのひたむきな前向きさが周囲を変えていきます。
周囲の人の考え(内面)が変わっていきやがて団結していくところに爽やかな感動が期待できます。
また日本人には馴染みの薄いマラウイの景色を見られる事も注目ポイントです。
原作者ウィリアム少年はこの成功で国際会議に招待されたりと一躍世界的に名声を得て現在マラウイを飛び出しアメリカのダートマス大学に通っています。
家族や村を助けたいという思いから通学を断念した少年が自分の村を救うだけでなく、自らの人生も海外の大学で学ぶというように大きく変えてしまいました。
その奇跡を感じられる映画です。
◆風をつかまえた少年 みんなの感想
◆風をつかまえた少年 ネタバレ感想
何かをやろうと決めたら、みんなで協力すればどんなことでもできるんだということを教えてくれる映画でした。
この話は実話らしいですね。
全然信じられませんが、飢饉による貧困や政治的背景など、アフリカの抱える問題がリアルに伝わってくる内容でした。
日本からは想像つかないような貧しい生活を送っている人々は沢山います。
日本で贅沢に暮らしている自分の在りようを顧みずにはいられませんでした。
毎年の収穫によって食を維持し、飢饉が起これば餓死の危険にさらされる生活の中、中学校も行けず、図書館の数冊の本だけで、廃品置き場のものを再利用して風力発電を作り上げた少年の姿には感動しました。
マラウイという国がどのような国なのか、住環境や政治含め、学ぶことができました。
そういう意味でも価値のある映画だと思いました。
普段の自分の悩みや不満な小さいことだなと思い前向きにさせてくれました。
何事にもトライしてやり遂げることが大切なんだなと感じさせてくれました。