イチロー前代未聞の偉業!7つのギネス世界記録を大解剖!
引退を発表したスーパースター「イチロー」。
そのイチロー選手がスーパースターであるゆえんがギネス記録の多さでしょう。
ここではイチロー選手が残した「7つのギネス記録」について考えてみたいと思います。
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Contents
◆2001年 メジャーリーグにおけるルーキー最多安打「242本」
数々の記録を打ち立てたイチロー選手ですが、やはり一番忘れがたいのは、海の向こうから成功を祈り続けた日本ファンだけでなく、全米のメジャーリーグファンをも驚かせた2001年のメジャーリーグにおけるルーキー最安打242本(当時歴代9位)の記録ではないでしょうか。
イチローがメジャーに挑戦すると知った時にどれだけの人がこんなに早く成功すると思ったでしょう?
「メジャーリーガーに比べてあまりにもスリムな体型、互角にはやれないだろう」
「メジャーリーガーの球はそうそう打てるものではない」
数々の冷たい意見もあった中、イチロー選手は人々の意地悪な予測も悲観も裏切って、早々にその実力を示してみせたのです。
それは日本の打者が通用する訳はないと思いこんでいた日本の野球ファンを興奮させ、日本のプロ野球を経てメジャーを目指す選手を数多く生み出すきっかけにもなりました。
ところで、このタイトルを獲らなかったらその後はどうなっていたのでしょうか?
あの絶好調だった時代のイチロー選手なら翌年になんらかのタイトルを獲ったのかもしれません。
しかしルーキーとしての年に放った大きな輝きが、マリナーズファンを興奮させ、その後何年にも渡るマリナーズとの蜜月時代を築かせたことは間違いないでしょう。
◆2004年 メジャーリーグにおける年間最多安打「262本」
これまでの年間最多安打記録は、1920年のジョージ・シスラーが記録した257安打でした。
イチロー選手はその記録を84年振りに塗り替えたことになります。
メジャーリーグはホームランなど長打を打つことで盛り上がり、ヒットの記録が注目されることはありませんが、イチロー選手の出現でシスラー選手の記録が改めて注目されることになりました。
シスラー選手は盗塁王を4回獲得したことからもイチロー選手とタイプが似ているようにもみえますが、100打点を4回記録するなど主軸打者だった点はイチロー選手とは異なります。
2004年のマリナーズはチームとしては100敗にせまるなど極端に弱かったですが、イチロー選手は孤軍奮闘しました。
フォアボールを選ぶことはどちらかといえば少なく、早いボールカウントから積極的に打っていました。
たとえ打ち取られたとしても、全力疾走で内野安打にしていました。
シスラー選手のころは変化球の種類が少なかったですが、時代の進化とともに様々な変化球が生まれて、バットに当てることが難しくなっています。
そんな中で、バットコントロールが素晴らしく、ストライクゾーンにボールが来ていなくてもボールに当ててしまう卓越した技術があったことから、この記録が生まれたといえるでしょう。
◆2006年 メジャーリーグにおける1シーズン連続盗塁「39盗塁」
◆2007年 オールスター史上初の「ランニングホームラン」
7月10日、ア・リーグの攻撃から始まった第78回オールスターゲーム。
イチロー選手は1番バッターとして先発出場しました。
初回の第1打席、相手の先発ピッチャーは右腕ジェイク・ピービー。
その年、19勝6敗・防御率2.54・奪三振240で投手三冠に輝いたサンディエゴ・パドレスのエースでした。
その後、回を重ねイチローの第3打席、マウンドに立つのは、当時パドレスの長身投手クリス・ヤング。ワンアウト・ランナー一塁という場面でした。
イチロー選手はヤングの投じた初球、89マイルの内角低めのストレートを見事にライトに打ち返したのです。
打った瞬間はホームランかと思いました。
僕は三塁側の観客席から観ていたので、打球の距離が測りづらかったのですが、ライトフェンスを越えて場外の海に飛び込むスプラッシュヒットになるかと思ったほどです。
ただ、AT&Tパークはメジャー屈指の打球が飛ばない球場なので、イチロー選手の打球はライトフェンス直撃となりました。
そのライトを守っていたのは、当時シンシナティ・レッズに所属していたケン・グリフィー・ジュニア。
ライト方向のフェンスはいびつな形をしているため、打球は意外な方向に跳ね返り、ケン・グリフィーも対応が遅れてしまいました。
その間にイチロー選手は自慢のスピードを生かし、一気にダイヤモンドを一周したのです。
オールスターゲーム史上初の出来事を目の当たりにしたとき、思い出したのは1983年の50周年記念大会の出来事でした。
シカゴのコミスキー・パークで開催されたその球宴で、当時ボストン・レッドソックスでプレーしていたフレッド・リンが史上初の満塁ホームランを放ったのです。
◆2010年 200本安打を達成した最多シーズン「10シーズン」
◆2001年~2010年 メジャーリーグ「シーズン連続200本安打記録」
イチロー選手の偉業と呼ばれる記録の中でも、200本安打を10年間連続で達成したことが記憶にも記録にも残る記録だと思います。
イチロー選手の引退報道により、ご存知の方も多いかと思いますが、この記録は2001年から2010年の10年間の記録です。
単に200本安打達成者はイチロー選手の他にも過去におります。
その中でもシーズン連続200本となると4年が最長です。
また、この200本打つために必要なことには
「怪我をしないこと」
「打順が若いこと」
「打数を確保できる」
「打率が高い」
などが挙げられます。
「怪我をしないこと」は、もちろん多くの試合に出続け、多くの打席を得ることでチャンスが増えます。
「打順が若いこと」も同様です。
早い打順ほど1度の試合でバッターボックスに立てる回数が増えるためです。
そして「打数を確保できる」では、ファーボール(四球)での出塁が少ない打撃スタイルであることです。
これはかなり高度なテクニックが必要だと思います。
ヒットを打つために、あえてボールの球に手を出しファールで粘るなどし、打数を残していかなければなりません。
最後に「打率が高い」つまりヒットを打つ能力が高いということです。
そんなことはあたりまえだとお思いかもしれませんが、これが最も大事であり、最も難しいことです。
昨年(2018年)のMLBでは200本安打達成者はいませんでした。
昨年がロイヤルズのウィット選手が192本で最も多くヒットを打ちました。
つまり少なくともこの大記録は、どんなに早くても10年は追いつかれることはありません。
恐らくイチロー選手のこの記録を超える選手は世紀が変わるまで現れないと思います。
◆2016年 プロ野球における通産最多安打「4527本」
通算最多安打のタイトルは世界的にも有名なものであり、日本プロ野球はもちろん、メジャーでも今後破られない記録かもしれません。
イチロー選手は日本でも数多く安打を積み重ねていましたが、メジャーでも数を積み重ねました。
メジャーのピッチャーはボールに力があり、さらに日本人と違うボールの動き方をしますので打つことがなかなか難しいのです。
さらに、メジャーでは守備がとても上手な人や肩がとても強い人がいるから安打になる確率はとても低いのです。
これだけの安打を積み重ねことができたのは、代名詞でもあるルーティンを崩さずに継続していたからでしょう。
近年では、科学などとても発達しているからこそ、新たな打ち方やプレースタイルに挑戦する人が数多くいます。
しかしながら、イチロー選手はルーティンを継続しており、それを結果として成功させたことが大きな偉業です。
メジャーで通用しないとあれだけ叩かれていたイチロー選手が世界に認められたことを考えるとこの安打数はとても素晴らしい数です。
これから先、この記録を更新する人は誰もいないとさえ言われる記録です。
◆イチローのこれまでの大リーグでの活躍
数々のすばらしい偉業を成し遂げたイチロー選手の活躍をまとめてみました。
イチロー選手は、2000年11月に日本人初のポスティングシステムによる独占交渉権をシアトルマリナーズが獲得し、3年契約で合意し総額1400万ドルで正式契約をしました。
しかし、実は当時は日本人選手がメジャーリーグで通用するのか疑問視する声が日米問わず多く、メジャーデビューに対して批判的な声もあったそうです。
そんなイチロー選手ですが、2001年のオーランドアスレチックとの開幕戦にて2安打1得点の活躍でチームの勝利に貢献する好スタートを切りました。
その後も順調に安打を積み重ね、月間新人MVPを受賞しました。
引退までは通算2653試合で3割1分1厘、歴代22位の3089安打を放ち、117本塁打、780打点、509盗塁を記録しました。
2004年には大リーグ記録を更新する年間363安打を放ちました。
2016年に至上30人目、日本人選手としては初の大リーグ通算3000本安打を達成。
将来のアメリカでの野球殿堂入りも確実視されています。
イチロー選手が19年間という年月でアメリカで築いたものは、あまりにも大きく現役引退は寂しい気持ちも大きいですがイチロー選手ならこれからも新しいステージで活躍してくれることでしょう。
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