大津高齢ドライバー事故!原因は?再発防止策はあるのか?
滋賀県大津市で幼稚園児の列に車が突っ込むという悲しい事故が発生しました。
園児13人と保育士2人が搬送され、うち園児2人が死亡、2人が意識不明の重体。
事故には2台の車がからんでおり、県警はそれぞれの車を運転していた50代と60代の女2人を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕し、事故当時の状況を調べる。
つい最近、東京池袋で87歳の高齢ドライバーが赤信号を無視し女児(3)と母親(31)を死亡させた事故もありました。
これだけ高齢ドライバーの交通事故が増えているという状況をどうにかすることはできないのでしょうか。
ここでは交通事故が起きる原因や今後ますます増える可能性のある高齢ドライバー事故の再発防止について多くの人の意見を集めてみました。
Contents
◆高齢ドライバー事故防止 事故の原因は?
交通事故にも二つの種類があると思う。
ひとつは交通ルールをはじめから無視したもので、酒酔い運転とか信号無視、スピード違反など運転者の意図な部分があり、本来ならば過失とは呼べない類の事故です。
もうひとつはブレーキとアクセルの踏み間違いといった運転操作ミスによる事故です。
前者については昨今の厳罰化など処罰を強化していますが、危険運転を立証するハードルが高く、あまり意味がありません。
たとえば酒酔い運転の場合は、素面の段階ですでに危険を承知した上での飲酒ですから、過失ではなく刑法犯として裁くなど、もっと現実に即した法整備を進めるべきだろうと思います。
少なくとも無免許でも運転能力があれば危険運転とはいえないなどという判決では、免許制度の根幹が揺らいでしまいます。
次に後者の運転操作ミスです。
自動運転技術も大事ですが、もっとシンプルな方法としてマニュアル車の復活という方法があると思います。
今や新たに免許をとるほとんどの人がオートマ限定らしいですが、マニュアル車ならば急発進は起こらないし、不適正な運転をすればすぐにエンストしてしまいます。
それこそクラッチを踏むのがつらい年齢になれば免許を返納する頃だという目安にもなります。
便利とか楽とかものばかり追い求めず、ハードルがあるから免許制度だということを思い出すためにも、もう一度マニュアル車に立ち返ってみるのもいいのではないかと思います。
◆高齢ドライバー事故防止 自動ブレーキシステムを全車種に
突然の散歩の際に起きた事故、痛ましすぎて言葉になりません。
今までの問題とされていた事故は高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違いと言われていましたが、今回は衝突後に突っ込んでくる事故でした。
避けようにもなかったと思います。
子供さんをたくさん連れた先生では、どうすることもできなかったと思います。
今回も事故の前に、衝突事故を起こしており、まず、そこの事故を防ぐ方法があったと思います。
やはり、自動ブレーキシステムを全車種につけるべきだと思いました。
つけることによって税金をやすくして普及させたりできないでしょうか。
高齢者の方も、後付けで、これはもう法令で、絶対につけなければならないようにするなど、国が動き出さないといけない問題だと思います。
人口減少している時代、子供が大切なのに、このような事故に巻き込まれて、どんどん産めばいいという話ではないと思います。
自動ブレーキシステムもまだ、進んでいない世の中ですが、いずれ信号と連動したブレーキシステム、速度表示と連動した自動アクセルシステム、年齢制限による運転停止装置など、簡単に乗れる車を作って売るだけでなく、高齢化社会や、人殺しをする車を売らないためにも企業も努力していただきたいと思います。
◆高齢ドライバー事故防止 先進技術だけではカバーできない?
歩道と車道の間に車が突っ込んできても壊れないような頑丈な策を設置する。というのが一番良いと思いますが費用や期間を期間、街の景観にマッチするかなどを考えると不可能でしょう。
車が人や物に衝突しても衝撃を与えずに済む装置、例えばエアバッグのようなもので衝撃を抑えて且つぶつかってしまった人をかごのような形のものですくい上げて飛ばされないようにすることができれば事故の被害者は少なくなります。
しかし、現実的にはそのようなものを作るのは難しいし、今回の事故のように複数の人が巻き込まれてしまう場合は、犠牲者同士がぶつかり合い負傷する恐れが多いので現実的ではありません。
やはりドライバーの方々が十分気を付けて運転するしかないと思います。
自動車免許を取得、免許更新の際は健康診断や年齢制限を厳しく行う。
運転前には自動車と自分の心身の体調をチェックし優れない場合は運転を行わないのが良いでしょう。
そのようなチェック装置が自動車についており、ドライバーが不適切な場合はエンジンが始動しないように設計された車が開発されればよいと思います。
事故を起こすのは車ではなく、人間だということ車は凶器になりうるということをドライバー一人一人が肝に銘じてゆくことも大切です。
◆高齢ドライバー事故防止 年齢だけではない
少しでも自信がなければ運転しないこと。黄色信号では必ず停止すること。
子供は背が低いので見えにくい分、視野を広げて周りを見渡すこと。
女性は特に気をつけて運転すること。
女性の脳と男性の脳では元々の作りが違うので男性が元々備わっている頭脳は女性にはないので、男性よりも何倍も周囲を気をつけてちょうどいいぐらい。
一般道ではスピードを出しすぎないことも何より重要。
スピードが出てるか出てないかで事故の大きさが変わってくるしブレーキの効きも全く違ってくる。
車を運転する人は必ず週に一度は運転して常に慣れている状態を作っておくこも大事。
感覚の掴み方、車幅の取り方、操作方法は意外と常に乗っておかないとすぐに忘れる。
特にある程度年配の方の場合、乗るなら普段から間を空けずに運転すること。
車間距離をしっかり取ることも事故で被害者をなくすには結構な割合で大きいと思う。
前の車に何が起こるかもわからないし、前の前の車がもしかしたら何か起こるかもしれない。
急ブレーキをしても車間距離が狭かったら追突しかない。
車間距離をとること重要性をもっと運転する人に促してほしい。
テレビのCMでそういった呼びかけをするだけでも、頭には僅かながらに残ると思う。
◆高齢ドライバー事故防止 運転者としての意識
私も運転免許証を持ち、ハンドルを握る一人の運転手として、交通事故をなくしていくために必要な事は、安全運転に徹するしかないとは思いますが、交差点突入時には周囲安全を確認し、減速して進入する事は勿論ですが、時には勇気を持って止まる事も必要なのかなと思います。
よく、信号のない交差点や、標識のない交差点で悲惨な事故が多く発生していますが、やはり、原因は、一方の運転手の信号無視や、標識無視による事がとても多く感じています。
今日発生した事故では、死者がでているとの事で、スピードがどのくらい出ていての衝突事故なのかだけが多きなニュースとなりますが、近くに歩行者がいる状況ならやはり、出しているスピードを抑えることで、少なくても死者は出さなくてすんだのではないかと私は思います。
同年代の姪が二人いる私にとっても、今日発生した事故は他人事ではなく、とても近くで発生した事故なのです。
誰もがおこしたくておこした事故ではないとは思いますが、少なくても子供が歩く事のある道や、スクールゾーン等では最善の注意をしなければならないと思います。
スピードを抑える事、車間距離をとる事、歩行者がいたら、対向車に気をつけてから、歩行者からも離れた場所を走行する事、やはり、これらの一般常識がとても大事であると思います。
◆高齢ドライバー事故防止 人間の脳力や判断力の低下を防ぐ
私が考えるのが、近年の車は安全装備の充実や自動運転化など、車を運転するという事に対して簡単になってきている事が問題なのではないかと考えます。
10~15年前と比べても、エアバッグや自動ブレーキの標準装備が当たり前になってきている中で、逆にそれが判断能力の低下や油断を招いているのではないかと思います。
対内には強くても、対外への影響はあまり強化されているとは思えません。
MT車が少なくなっているのにも同様ではないかと考えます。
ギア操作をする事により、緊張やモチベーションを保てているのではないかと思います。
他に、カーナビやタッチパネルの操作もよそ見等の原因になっているのではないでしょうか。
確かに運転中は操作出来ない等の安全面が配慮されてはいますが、全く見ないということは無いと思います。
確かに高齢者の事故率が高いのも理由ですが、近年の車の快適さの向上が行き過ぎているのではないかと考えています。
◆高齢ドライバー事故防止 一定の年齢で免許返納
今年に入ってからこのような痛ましい事故があとを絶ちません。
私はこのような事故の被害者をなくすためには運転する側も歩行者側も周囲をよく見ることが大事ではないかと考えます。
なぜかというと今回の大津市での事故も、池袋での母子が死亡した事故も乗車していたのは二人。
おそらく会話に夢中になっていたのではと考えます。
池袋の方は運転者が高齢ということもあり注意力が衰えていたのではないでしょうか。
もちろん歩行者側も周囲をよく見ることは大事ですが運転者は免許をとったときに3点確認などを学んでるはずです。
車を運転すると慣れが出てきてしまい、どうしても初心を忘れがちです。
このような事故をなくすためには一人一人が初心を思い出し、自分が加害者にも被害者にもなり得るということを今一度考え直すべきではないでしょうか。
免許の更新のときもこのような内容を運転者に思い出させるような講習が必要だと思います。
あとは今高齢者の免許返納のことで議論がされていると思いますが、私は高齢者は一定の年齢で免許は返納すべきだと思います。
免許を返納したらタクシーが無料で乗れる、公共交通機関が無料、あるいは割引されるなどの配慮が必要だと思います。
◆高齢ドライバー事故防止 社会インフラ整備を
まずは高齢者の事故率が高い事から、巷でも良く言われているように免許更新を難しくしたら良いのではと思います。
ただ、交通の便が不自由な場所にお住まいの方向けに、公共交通機関の無料パスや行政のサポート等は必要かと思います。
物理的な観点で交通事故の被害者をなくすことを考えると、歩く人間と車の通行するところを分離することがよいと思います。
一例としてペデストリアンデッキというものがあります。
ペデストリアンデッキとは「広場と横断歩道橋の両機能を併せ持ち、建物と接続して建設された、歩行者の通行専用の高架建築物」のこと。
住宅地域から駅や学校に向けてペデストリアンデッキが開発され、その通路を利用することで車が混雑している時間に交通事故に遭う可能性を減らせると思います。
回り道になるから面倒、と考える人たちもいると思いますが、その点では自己責任になるのではと考えます。
また、都市開発をしない形でルールを変えることで検討すると、例えば学校周辺の登校時間には通り抜けができないように歩行者天国を設置することで幼い子供たちの命を守ることにつながるかもしれません。
今回のような幼稚園の散歩中の事故を考えると、公園に隣接した形で保育園や幼稚園が作られていくことを願ってやみません。
◆高齢ドライバー事故防止 総合的な対策が必要
このところ悲惨な交通事故が毎日のように報道されており、車を運転する者として心を痛めております。
まず高齢者による事故が多すぎることですが、免許更新の基準を厳格にするしかないと思います。
都市部に関しては公共交通機関も整備されておりますから、ある一定の年齢以上の高齢者については、強制的に免許を返上させる、若しくは免許の更新を認めないという強硬手段の適用も必要だと思います。
公共交通機関の発達していない地方の田舎暮らしのご老人には適用外も良いかと思いますが、そういうご老人も都市部では運転不可というような条件を付けるべきかと思います。
また高齢者の場合は免許の有効期限を短くするか、毎年1回―2回の定期健康診断を義務付けることも必要だと思います。
高速道路での事故も多いですが、当局による監視を強化することが必要です。
移動オービスを増やす、覆面パトカーを増やす、速度制限の監視を強化することなどが取り急ぎ必要な措置ですし、ドライブレコーダーの機能を改善し、運転手の居眠りを監視するとか、異常な運転を感知したら警告音を鳴らすようなAIの導入を促進しては如何でしょうか。
飲酒運転も一向に減らないように思いますが、これについても運転手の呼気からアルコールを検知したら車のスィッチが入らないような検知機能を付けることも導入したら如何でしょうか。
自動車の自動運転を一日も早く実用化することで多くの事故は防げるようになるでしょうから、国内外で官民上げての真剣な取り組みが急がれると思います。